目次
バラココーヒー Kapeng Barakoとは?
バラコは、現地タガログ語で「イノシシ」、「繁殖用の牛」という意味。
つまり「力強いコーヒー」。
味が強いのはもちろんのことカフェイン含有量もアラビカ種より多く感じる。
リベリカ種は希少なの?
商業流通するコーヒー豆の1%以下の希少な種(リベリカ種)であるいくつかの原因。
- コーヒーの木が他の品種よりもはるかに高く管理しづらいこと。
- 同じ生産量を確保するためにはより広大な土地が必要。
そもそもリベリカ種って何?
リベリカ種はコーヒー3原種のひとつ
コーヒーノキは、アカネ科のコフェア属に属する常緑樹
リベリカ種
特徴 | 香味、耐病性ともにアラビカ種とカネフォーラ種の中間、ロブスタほどではないが苦味が強い |
主な産地 | |
生産量 |
アラビカ種
特徴 | |
主な産地 | |
生産量 |
カネフォーラ種(ロブスタ)
特徴 | |
主な産地 | |
生産量 |
フィリピンにおけるコーヒーの歴史
コーヒーノキは18世紀半ばのスペイン植民地時代に修道士によって持ち込まれたというのが定説になっています。
その後コーヒーノキはスペイン人によってメキシコから輸入されフィリピンでのコーヒー栽培が本格的にスタートするのです。
そして19世紀後半には世界第4位のコーヒー豆輸出国へと成長します。
しかしながらその繁栄も永くは続かなかったのです。
世界のコーヒープランテーションを襲ったさび病、フィリピンもまた例外ではありませんでした。
さび病の蔓延、害虫の被害が重なり、コーヒー栽培が衰退していきます。
しかし20世紀半ばにはアメリカ人の援助を受け、耐病性のある品種、つまりカネフォーラ種(ロブスタ種)の採用により徐々に生産を取り戻し現在に至っています。
こちらもバラココーヒーの記事です(コーヒー雑学は一緒)↴

バラココーヒー解説&テイスティング
フィリピンのバラココーヒーとは? フィリピンにおけるコーヒーの歴史。セブ島で購入できるバラココーヒーのテイスティング結果。
バラココーヒーのテイスティング
環境
場所 | 東京 |
日時 | 2020/02/07 10:15 |
天気 | 晴れ 7℃ |
室内温度 | 19.5℃ |
室内湿度 | 48% |
水 | 水道水 |
体調 | 普通 |
機材
グラインダー | カリタ コーヒーミル ナイスカットG |
ドリッパー | HARIO(ハリオ) V60 |
ペーパー | HARIO(ハリオ) V60用ペーパーフィルター ホワイト |
バラココーヒー
ブランド | SureBuy |
商品名 |
Barako Blend
※おそらくRustan’s supermarket の
プライベート・ブランド
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内容量 | 250g(豆) |
価格 |
175PHP 379円(2020/02/06レート)
※粉も販売されているが豆より若干高い?
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焙煎度合 | シティ程度 |
焙煎日時 |
不明(抽出直前に豆を挽いたが粉が膨らまなかったので焙煎後3週間以上は経過していると思われる。)
|
※商品名にもあるようにバラココーヒー100%ではない。
※正確なブレンドの比率までは分からないがバラココーヒーの使用量は6割程度。
※未成熟の豆の混入が多少気になる。
抽出基準
コーヒー豆 | 8g ※前回のテイスティングでは10g使用 |
メッシュ | 中挽き(ナイスカットGのダイヤル4)※前回は中挽き(ダイヤル5) |
湯温 | 90℃ |
抽出量 | 150cc |
カップ |

テイスティング結果
水色 | 濁りなく透き通っているが焙煎の度合いよりも水色が濃く感じる。 |
香り |
麦芽を焙煎したような香りと土の香り。
口に含むと最初にフローラルな香りを感じ、
徐々にウイスキーのような重厚な香りが口内を支配し鼻から抜ける。
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酸味 | 焙煎の度合いによるものなのか特に酸味を感じられない。 |
苦味 |
ナッツが焦げたような苦味、深煎りによる苦味というよりはリベリカ、ロブスタ種特有の苦味かもしれない。
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甘味 | 軽い自然の甘みを感じる。 |
総合 | 切れのあるライトなコーヒーではなく重厚な味わい。 |
SureBuy Barako Blendが購入出来る場所
Rustan’s supermarket (Rustan Supercenters, INC.) Ayala Cebu
(アヤラ・ショッピングモール内のRustan’s supermarket)
住所:Basement of the Expansion Bldg.,Ayala Center, Cebu Business Park 2,Cebu City
アヤラモール以外は?
Rustan’s supermarket Cebu-Oakridge Business Park Mandaue
( セブ市の隣接する、マンダウエ市にあるオークリッジ・ビジネスパーク内)
住所:G/F Block 88, Oakridge Business Park, 880 A. S. Fortuna St, Mandaue City
行き方:J Center Mall(東横イン・セブ)のあるA. S. Fortuna通りを、西(山手側)に約2.1キロほど進むと、右手にOakridge Business Parkがあります。目印はスターバックス。
所要時間(J Center MallからOakridge Business Park)
ジプニー:約10分~(道路状況による)8ペソ
タクシー:約7分~ (道路状況による)渋滞でも100ペソ以下(初乗り40ペソ)
番外編:セブ島でレギュラーコーヒーが飲みたくなったら?
一般的にはBo’s coffee(セブ島発祥のコーヒーチェーン店)ですが。。。
私がおすすめするのはJ Centert Mallの3階、フードコート内にある Pica Bean Coffee House です。
**こちらが店舗↴**
注文したBrewed Coffee(ドリップ式コーヒー)※ハンドドリップではなくコーヒーメーカー


レギュラーサイズ:75PHP 162円(2020/02/06レート)
コーヒー豆の種類はフレーバー含めて約14種
好きなコーヒー豆を選ぶとグラインドし抽出してくれる。
状況によって変わるが待ち時間は約5分といったところ。
ちなみにこちらはバラココーヒー
まとめ
今回紹介した SureBuy Barako BlendはRustan’s supermarket のプライベート・ブランドだと思われるのでRustan’s以外での入手は難しいでしょう。
また前回ご紹介した K!CK-START COFFEE BARAKO COFFEE もこちらのRustan’sで購入出来ます。
欠品の有無にもよりますがRustan’sであれば二種類のバラココーヒーが購入できるので時間を節約出来るのではないでしょうか。
バラココーヒーのテイスティング結果につきましては、人ぞれぞれ味覚が違いますし、体調の良し悪しで感じ方が大きく変わってきますのであくまでも参考として捉えていただければ幸いです。
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