はじめに
「お酒に酔った」という表現は一般的だが、「カフェインに酔った」という表現はほとんど聞かない。
なぜだろう?
コーヒーやお茶の飲みすぎによるカフェイン酔い。
カフェイン酔いの場合、お酒の過剰摂取で起こる二日酔いのような状態にはならない。
しかしながら体内はもっと深刻な状態なのかもしれないと思うことがある。
もちろんそこにしっかりとしたエビデンスがあるわけではなくあくまでも感覚でしかない。
そもそもカフェイン酔いって何?
- 頭がぼーっとする(ひどい場合は頭痛につながる)
- 胃腸のむかつき(ひどい場合は吐き気を催す)
- 動悸、息切れ
- 不眠(睡眠の質が低下して、夜中に何度も目が覚める)
これらがカフェイン酔いの主な症状だ。
カフェイン酔い対策
- 短時間に大量のカフェインを摂取しない。
- できるだけ空腹時の摂取を避ける。
- 自分のカフェイン適量を知り、守ること。
- 水分を摂る(カフェインの含まれる飲み物は水分としてカウントしない)
カフェインが原因で起こる睡眠の質の低下、及び不眠対策
- 午後の遅い時間からは摂取しない。
- 短時間での大量摂取を避ける。
カフェイン適量の変化
最近カフェインに弱くなったと実感している。
この原因が年齢のせいなのかは不明であるが、お酒が弱くなったということがあるようにカフェインに弱くなることも間違いなくあるだろう。
また上等なアラビカ種のスペシャリティーコーヒーを飲んだときよりもスーパー等で購入可能なコーヒーを飲んだときのほうがカフェイン酔いを感じる。
これはロブスタ種のブレンドによるものだと考えている。
なぜならばロブスタ種はアラビカ種よりもカフェイン含有量が高いからだ。
ここでワインを飲んだときに起こる頭痛と比較してみよう。
まずワインの摂取による頭痛は、酸化防止剤である亜硫酸塩(二酸化硫黄)の添加量によるものと考えられている。
ワインにおける亜硫酸塩(二酸化硫黄)の添加量
赤ワイン↗発泡↗ロゼ↗白↗甘口
このように二酸化硫黄の添加量は赤ワインが一番低く、甘口ワインが多くなる。
これと同じようにコーヒーでもカフェイン含有量によって酔い具合が変わってくる。
アラビカ種(深煎り)↗アラビカ種(中煎り)↗ロブスタ種など
※コーヒーの場合、深煎りになればなるほどカフェインが減る。
コーヒーとワインのうんちくはここまでにして本題に戻ろう。
年齢や食生活の変化に伴いカフェイン耐性が変わると考えるのが自然であろう。
まとめ
ここで伝えたいことはカフェインが悪ということではない。
何事においてもそうだがすべてはその人の使い方、摂取のしかたによるところが大きい。
薬がいい例ではないであろうか。
効果の強い薬は同じように副作用も強いのだ。
嗜好品であるコーヒーやお茶。
これらが無い生活はやっぱり寂しい。
自己のカフェイン適量を知り、守って摂取さえしていればカフェインはその効能だけではなく、生活を豊かにし続けてくれるだろう。
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