ジャンプバック、ジャンプスルーとは?
ジャンプバック、ジャンプスルーはアシュタンガヨーガ、その他のヴィンヤサスタイルを学んでいる生徒であれば避けては通れない重要なテクニック。
ではどれだけの人がこのジャンプバック、ジャンプスルーをプラクティス通して出来ているのでしょうか?
おそらくアシュタンガヨーガのハーフプライマリーシリーズを受講している生徒の1割程度ではないかと思っています。
ではどうしてジャンプバック、ジャンプスルーが出来ないのでしょう?
今回は私の経験をもとにジャンプバック、ジャンプスルーの出来ない原因と解決策を紹介していきます。
ジャンプバック、ジャンプスルー攻略法
必須条件
- 最低限必要な筋力とコアの強さがあること
- アド・ムカ・シュヴァナアサナ(ダウン・フェイシング・ドッグ)、パスチマッタナアサナ、チャトランガダンダアサナ、終わりのシークエンスに登場するウトゥ・プルティヒが出来ること。
ジャンプバック
原因
- 腕と肩の力で体をキープしているため肩が使えていない
解決法
- コア(丹田)の力で体を持ち上げる。
- 視線をリラックスさせ肩の力を抜く。
- 組んだ足をできるだけ上半身に引き込む。
イメージ
- 肩を支点とした振り子のイメージ。
ジャンプスルー
原因
- 足を上半身に引きつけられていない
- ジャンプスルーのスピード不足(遅い場合はできるだけ高さをだしてスルーさせる)
解決法
- コア(丹田)をできるだけ高い位置でキープする。
- 脊柱に対して両足の角度を90度以内に保ち、ジャンプ中にさらに引き寄せる(出来る限り引きつける)。
- 視点の調整(ジャンプスルー時のドリスティについては言及されていない) 視点と違うところには移動できない。
- ジャンプスルーが終わるまで呼吸を止めないこと(プーラカ(吸息)でジャンプ、レーチャカ(呼息)でスルー)。
イメージ
ブランコで遊ぶイメージ(脊柱と足の角度が広ければ足は地面についてしまう)。
ジャンプバック、ジャンプスルー共通
原因
- 呼吸と動作が連動していない。
- ムーラ・バンダが使えていない。
※ムーラ・バンダとは:肛門と臍の間の部分を収縮させて引き上げ、背骨の方に近づけることで起こるエネルギーの上昇。体の特定部分を収縮させて、エネルギーの矛先を変えること。
ムーラとは:「根」、「源」、「根本」、「基礎」という意味
バンダとは:「鍵」、「束縛」、「足かせ」という意味
最後に
これらを意識して日々プラクティスに励めば、ジャンプバック、ジャンプスルーが必ず出来るようになります。
そして何よりもいちばん重要なこと、それは自分自身を信じることです。
情熱と強い意思をもって続けてみてください。
必ず出来るはずです。
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