はじめに
美味しい料理を作ることは誰にでも出来ますがそれらを安定して供給し利益を生み出せるのがプロの料理人です。
そんなプロの料理人の包丁捌きは見ていて飽きることがありません。
特に和食の料理人の魚に対する情熱といったら凄まじいものがあります。
それは魚用包丁の種類が物語っているのではないでしょうか。
出刃包丁、柳刃包丁(刺身包丁)、身卸出刃包丁、舟行包丁(漁師が漁に持っていく万能包丁)、まぐろ、鱧、うなぎ専門の包丁などなど。
如何でしょうか?
これらの包丁を丁寧に砥石で研ぐ姿は本当にカッコいいです。
魚と和の食文化は切っても切れない関係ということがご理解頂けたことと思います。
話が脱線しすぎないうちに本題に戻ります。
このように私達素人にはプロの料理人のように包丁を巧みに操ることは出来ません。
しかしながら美味しい料理が作れないのかといえばそうではないのです。
作れるのです。
今回は同じ食材を使っても全く違った料理にすることが可能なスパイスのお話です。
スパイスとは?
一般的なスパイスに対するイメージ
- 薬臭い
- 刺激物
- 使い方がよく分からない
このような感じかもしれません。
そんなあなたもでも絶対に10種類以上のスパイスを使用しているはずです。
例えば、ネギ、タマネギ、ニンニク、ショウガ、ピーマン、シソ、カラシ、わさび、赤唐辛子、ブラックペッパー。
これでちょうど10種類です。
この中で使ったことのないスパイスはありますか?
おそらくないと思います。
えっ、ネギ、タマネギ、ニンニク、ピーマンは野菜じゃないの?
これらは確かに野菜です。
しかしながらスパイスでもあるのです。
実はこの4種類には刺激性の呈味をもつという共通点があります。
この刺激性の呈味こそがスパイスの範疇なのです。
但し誤解しないでいただきたいのが刺激性の呈味が辛味だけを指していないことです。
シソはどうでしょうか?
イメージではハーブですよね。
これも間違いではありません。
しかしながら食材として使用できるハーブに関してはスパイスと呼ぶことも出来るのです。
このようにスパイスの定義付けは幅広く難しいことが分かっていただけたかと思います。
例えば、焼きサンマにはやっぱり「大根おろし」ですよね!
私達はこれを薬味と呼びます。
これもスパイスとしてカウントすることが可能です。
ブレンドスパイスを使って、料理上手?
メイン食材:鶏もも肉
サブ食材(付け合わせ):あなたの好みとセンスで
ブレンドスパイス
ブレンドスパイス名 | 料理名 |
五香粉(中国) | 鶏の唐揚げ、大陸風 |
ガラムマサラ(インド) | チキンのグリル、タージ・マハル風 |
エルブ・ド・プロヴァンス(南フランス) | チキンのロースト、プロヴァンサル |
チリパウダー(メキシコ) | チキンのグリル、アステカ風 |
※塩コショウのあとに下味に加える(軽くまぶす程度)
最後に
如何でしょうか?
とても簡単ですよね!
是非挑戦してみてください。
きっとスパイスのイメージが変わるはずです。
また料理の幅が広くなり楽しくなるでしょう。
もしこれらのブレンドスパイスに慣れてきたらホールのスパイスを使ったりブレンドスパイスを作ってみるのもいいでしょう。
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